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EPISODES

変化を経て築いた体制

お客様の要望に応じて、近場に拠点を作ったり、制作チームを増員したり交替したりしながら十数年に渡り業務を請け負わせていただいた。
繁忙期や閑散期も経験しながら、常駐制作のスタイルを保って現在に至る。

制作体制の変遷

当初、お客様の近くに事務所を構えて、車で通って制作を進めていた。近いとはいえ、往復1時間以上の道のりだ。
時間的なロスもあり、拠点を近くにした割には、上手く行かないことが多かった。
一時は撤退も検討するような状態であったが、仕切り直して常駐させていただき、リスタートすることとなった。
常駐後、社内ルールを覚えていきながら、徐々に制作基盤を整えていくことができた。
「不安が大きかったですが、何とか立て直したいという一心でした。」

製造業の一端を担いたい

製造業の最前線での制作は、日常的であり刺激的だ。日々アップデートしていく仕様や情報のキャッチアップを通じて、製造業の絶え間ない進化が伺える。そんな環境での毎日は、ともすれば、当たり前の出来事のように感じてしまうが、実はそうではない。


「図面や仕様書を日常的に見られる環境での制作は、とてもありがたいと思います。日々更新されていく情報を追うことで、顧客ニーズ、設計の方々の意図、業界の動向などを感じ取ることができます。また、自己の知識やスキルアップのためにも、すごく良い環境に身を置かせてもらっているなと実感しています。」と語るのは、長年常駐している制作リーダー。
彼はマニュアル制作という社会的貢献を感じにくい業務に携わりながらも、日々モチベーションを持って制作に取り組めている。


「正しい情報の読みやすいマニュアルを制作したいと思っています。地味ですがそれが一番大事なこと。製品の一部を担っていることに自覚を持ちながら、品質の高いマニュアルを納めることで、お客様、社会に貢献していきたいです。」


- 今後の目標は何でしょうか?

「現状に満足することなく、お客様の潜在的ニーズを捉えた上で、痒い所に手が届くような提案をしていきたいと思っています。」
温厚に見えるが、秘めたる思いを持っているようだ。

時代とともに変わりゆく制作工程(CMS化)

多国への輸出が必須となっている現代の製造業において、効率化、部品化、自動化は必然の流れとなっている。
日々アップデートする情報とともに、制作工程もアップデートし続ける。
ただし、マニュアル制作のCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)導入は、その費用対効果を考えると、マニュアルへの意識が高いお客様に限られているのが現状。そういう現場に携わることができるのは、ライターとして、とても貴重な経験だ。


ダイテックは、一時、自動組版のCMSシステムを販売していたこともあり、SGML、XMLなどのマークアップ言語を使用した部品化・自動化に積極的に取り組んできた。そのDNAは、脈々と社内に流れている。
この現場でも、これまで培ってきた経験をインプットすることで、お客様のCMS導入・運用への新しい提案やブラッシュアップを行うことができた。


「試行錯誤しながら、やっと軌道に乗ってきたかなという感じです。当初はバグ取りで多くの時間を費やしましたが、今ではほぼ潰せてきているのかなと思います。」
「これからも、アンテナを張り続けて、日々アップデートする制作工程の先を行き貢献していきたい。」

コミュニケーション力で臨機応変に

マニュアルのチェック工程はお客様ごとで異なってくる。承認フローが複雑なときには、納期を守るための工夫が必要である。
多数の関係者に原稿を回覧して承認が必要なときなどは、言うまでもなく、多くの方との信頼関係の構築が非常に重要になってくる。


「設計の方は、どうしてもマニュアルチェックが後回しになってしまうことが多いので、なるべく無理のないスケジュールになるようにする、もしくは短時間でチェックしていただけるような原稿出しをするなどの工夫が必要になってきます。こちらからの無理を聞いていただけているのは、良好な信頼関係を築けているのかなと。そこはいつも心掛けています。」

機動力のある制作体制

お客様のニーズにより、都度、制作体制を変化させながら信頼関係を築いていく。それがダイテックのスタイル。
「まずは、お客様の声を」その思いで動いていきます。