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電動バイクzecOO の開発とともに

zecOO、今まで見たこともない近未来を感じさせる電動バイク。それは、工業デザイナーとして著名なznug design 代表の根津孝太氏、カスタムバイクを製作するオートスタッフ末広代表の中村正樹氏、電気系スペシャリストのエリック・ウー氏などから成るチームの夢の結実だった。
ひょんな縁から弊社に声をかけていただき、そんな魅力的なプロダクトのマニュアル制作をできることになった。それは今までにないやりがいを感じるとともに、zecOO のブランドイメージをまとうような、旧態依然ではない新たなマニュアルを作るチャレンジでもあった。

今までにないマニュアルを作る

根津氏からの要望は、「文章ばかりのマニュアルは読まないから、わかりやすく読みやすくして欲しい」ということだった。
その要望を受け、まず考えたのは、
・極力イラストで表現する
・記載ボリュームは少なく
ということだった。
受注限定販売ということで、オーナーを事前に把握できて、販売前にしっかり話ができるという前提があったため、警告記載などをそぎ落とし、ボリュームを減らして読みやすくした。
また、根津氏のイメージにあったLEGO マニュアルを参考として、手順記載はイラストと番号のみで表現した。

ー 制作時に大変だったのは、どんなことですか?

「テクニカルライターの経験で、最低限の記載は入れないとという頭があったため、記載をそぎ落とす作業は意外と大変でした。また、版面スペースが限られていたため、コンテンツをスペースに入れ込むことも非常に頭を悩ませましたね。」

マニュアルはブランディングの一部

プロダクトイメージに合う冊子となるように、協力会社と様々な検討をしていった。
・冊子はイメージに合う黒と赤を基調としたデザイン
・格納場所に合わせたサイズ
・冊子の前半部分に、プロダクトイメージ写真とキャッチコピーを入れた斬新なイメージセクションを挿入
・使用するzecOO のプロダクトイメージ写真は、プロカメラマンによる撮影
・オーナーの名前を入れた、ユニークなページを挿入
「すべての施策は、プロダクトとの一貫したコンセプトイメージやユニークさを醸成するために模索したものです。今までにないマニュアルを作ることができたと思います。」
工程のあらゆる場面で、通常のマニュアル制作よりも、マニュアルがブランディングの一部だということをより感じられる制作となった。

One and Only

ー 制作を終えてみて、どのような思いですか?

「数年に渡って、バイクの細かい仕様変更や要望をキャッチアップし、既存のマニュアルと一線を画すようなマニュアルを試行錯誤しながら制作できたことは、非常に稀有な経験でした。
機会があれば、またこういう類のチャレンジにトライしたいですね。」

一から新しいことを模索し実現していくという作業。根底にあるのは、「お客様に寄り添い、喜んでいただく」という思いに他なりません。今後も、お客様のワンアンドオンリーな存在になるよう日々努力してまいります。

znug design( ツナグデザイン) https://www.znug.com/


オートスタッフ末広 https://www.as-suehiro.jp/