2024.06.25 社長

社長のきもち 2024年6月

関東甲信・東海・近畿地方に続き、中国地方・北陸地方も梅雨入りし、東北地方を除く本州全域で梅雨入りとなりました。各地とも平年に比べ2週間以上も遅い梅雨入りとなり、中国地方では昨年よりも24日遅い梅雨入りとなっています。先日は西日本を中心に激しい雨となり、大雨警報が各地で発表されました。平年であれば本州の梅雨明けは7月19日~23日ごろになりますが、これからしばらく本格的な雨の季節を迎えます。雨の降り方も年々激しくなっているように感じます。気象情報や交通情報に十分留意していきましょう。

 

先日JR広島駅の南口側では、駅前交差点の上を南北に横断する長さ約43メートル、横幅約10メートル、重さ約250トンの高架橋の橋桁が巨大な移動式台車に乗せられて広島駅ビル側に設置されました。深夜の作業にもかかわらず、広島駅前の様子が大きく変わる瞬間をカメラに収めようと沿道には多くの人が詰めかけていたようです。現在工事中のJR広島駅に新しくできる駅ビルには、利便性を高めるため、2階部分に広島電鉄の路面電車が乗り入れる計画で、今回の橋桁設置で年内の工事完成に向けて大きく動いていきそうです。駅ビルの開業と路面電車の新ルートの運行開始は2025年春の予定となっています。来年春にはこれまでの風景が一新し、新たな広島の玄関口が誕生しそうです。

 

今回新たに建て替えられる広島駅ビルですが、旧広島駅ビルは戦後20年の1965年(昭和40年)に開業し、1999年(平成11年)にリニューアルされました。リニューアル前の旧駅ビルの中には、ホテルを始め、展望浴場・映画館・屋上遊園地があり、子供から大人まで多くの人でにぎわっていました。会社員になってからこの展望浴場を利用したことがありましたが、今は懐かしい思い出です。

 

初夏の風物詩として親しまれているアジサイ(紫陽花)の花が見頃の季節になりました。アジサイは漢字で紫陽花と表記するように紫色の花が付いているのが一般的ですが、紫色以外に、青色や赤紫色の花のアジサイを見かけることがあります。このアジサイの色の違いは、主に土のPH度(酸性度)によって生み出されるとのことです。土の中に含まれる「アルミニウム」がアジサイの根に吸収され、花の中に含まれている「補色色素」と結合することで色が以下のように変化するようです。

「酸性」=「青」、「中性」=「紫」、「アルカリ性」=「赤」

 

まるでリトマス試験紙のようですね。
日本は火山大国であるため、酸性の土壌が圧倒的に多く、青色のアジサイが多いようです。時々見かける赤紫~赤色のアジサイは、老化して根からアルミニウムを吸収できなくなってしまっているのが主な要因とのことです。

アジサイは、普段よく見かけるホンアジサイやセイヨウアジサイの他にもたくさんの種類があるそうです。この季節、アジサイの観賞に出かけるのもいいですね。

初夏から梅雨にかけて見頃を迎える花に「花菖蒲(はなしょうぶ)」があります。私の地元岩国市には、錦帯橋を渡った所に吉香(きっこう)公園があり、 公園内に2か所の花菖蒲園があります。2ヶ所合わせ90種11万本の花菖蒲が植えられており、白、薄紫、紫の美しい花を眺めることができます。たくさんの花が咲き誇る光景はまさに圧巻で、園内をゆっくり散策しながら観賞することができます。ここにも初夏の風物詩がありました。

ダイテックは7月から新しい年度(第39期)に入ります。新年に掲げた「動から攻(攻める)」の気持ちを持って39期もいろいろな活動に取り組んでいきたいと思います。