社長のきもち 2024年8月
暑い夏が続いています。福岡県の太宰府市では、最高気温が35度を超える猛暑日が38日連続(25日現在)となり、全国の最長記録を更新しました。今年は全国各地で猛暑日の連続日数が過去最多となっています。体に堪える暑さはしばらく続きそうですが、一方で8月後半は東日本を中心に不安定な天候が続いており、局地的な集中豪雨が各地で発生しています。また、南の海上では台風10号が日本列島に向かって進んでいます。最新の予想では九州地方に上陸し、その後、四国地方・中国地方・近畿地方へ縦断する見込みです。勢力が強いまま上陸することが予想されており、これから台風の進路にあたる地域では十分な警戒が必要です。
24日は広島市内の「ひろしまゲートパーク(旧広島市民球場跡地)」で行われた『企業対抗リレーマラソン in ひろしま 2024』にダイテックの有志メンバーチームで出場しました。私は、今回応援団として参加しました。メンバーには元社員の助っ人ランナー2名もチームに加わり、総勢11名(男性7名・女性4名)の混成チームで3時間のリレーレースに臨みました。企業対抗の名前が付いた大会ということもあり、会社のPRタイムがあったり、順位も総合順位と業種別順位の二つで表示されたりと、企業色が前面に出された大会となっていました。また、広島の地元放送局(RCC)の女子アナウンサーチーム(6名)が今年も参加していました。
スタート時刻は16時20分でしたが、この時間はまだ日差しも強く、30度を超える暑さの中でのスタートとなり、選手の皆さんにとって、レース前半は暑さとの闘いになったように思います。レースの後半は日差しも和らぎ、心地よい風も吹き始め、選手の皆さんのペースも上がり、徐々に順位を上げて終了を迎えました。総合順位は91位 (125 組中)、業種別順位は14位 (19組中)でしたが、皆さんの健闘が光りました。社員の皆さんが一つのチームとなってタスキをつなぐ姿はほんとうにいいですね。
今回参加した皆さん、暑い中お疲れでした。
さて今月は我々にとって非常に気になる情報が気象庁から発表されました。
8月8日に発生したM7.1の日向灘地震を受けて、気象庁は「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表し、政府は南海トラフ地震防災対策推進地域に対して注意喚起を行いました。発表後の1週間は各地で行事を中止したり、新幹線が徐行運転をするなど、これまでと違った状況が続きました。南海トラフ地震については、我々はここ数年関心は持っていたものの身近に迫り来る危機感はそこまで高くなかったように思いますが、その意識を改める必要性を感じました。
南海トラフ地震については、過去の記録に基づくと、概ね100~150年間隔で繰り返し発生しており、前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年))が発生してから78年以上が経過した現在では、今後30年以内に次の南海トラフ地震が起きる可能性が高まっているとされています。南海トラフ地震臨時情報が発表されて以降、防災用品や非常食の需要が急速に高まっており、お米などの買い占めによる品不足も起きているようです。
今回の南海トラフ地震臨時情報をきっかけに防災と非難準備への意識を会社としても高めていきたいと思います。