2021.10.29 社長

社長のきもち 2021年10月

10月も終わりに差し掛かり、朝晩と日中の気温差が大きくなってきました。これから秋が深まり、紅葉の本格的なシーズンを迎えます。今年はこの気温差が全国的に大きいことから、紅葉の色づきも例年より良くなるとの予測が出ています。鮮やかな紅葉が見られることを楽しみにしています。

 

 

10月中旬以降、新型コロナの感染者数が全国的に減少し、東京でも1日の感染者数が27日は36人となり、11日連続で50人を下回る好状況が続いています。このままコロナウイルスが終息の一途をたどるのか、それともまた変異を繰り返して新たな脅威として残り続けるのか予測は難しいようですが、経口治療薬の使用も12月以降可能になるとの報道も出ており、1年半以上にわたってきた新型コロナとの闘いも新たな局面を向かえそうです。

 

今週月曜日から全国で飲食店の時短制限も解除され、感染対策を十分に行っている認証店では、従来の営業時間帯での営業が可能となりました。まだまだ大人数での利用は難しい状況ですが、少人数での飲食については多くの場所で利用が進んでいきそうです。

 

 

昨年7月1日にスタートしたコンビニを含めた小売店でのレジ袋の有料化から1年以上が経過しました。レジ袋の利用を辞退する割合が75%にのぼったことが環境省の調査で明らかになっています。社会問題となっているプラスチックごみの問題に我々の関心が高まっていることを反映している結果のように思います。

 

今後は使い捨てのプラ製スプーンの有料化なども検討していくとのことです。プラスチックごみの問題は、SDGsで掲げている目標の「(14)海の豊かさを守ろう」にも大きく関係しています。海洋に流れ出ているプラスチックごみの量は、世界全体でおよそ年間800万トン(2016年時点)に上り、このまま対策をしなければ2050年には海にいるすべての魚の重量を上回ってしまうと予測されています。ペットボトルが海岸に打ち上げられている光景をしばしば見かけますが、景観を損なうだけでなく、海岸に打ち上げられた ペットボトルは紫外線を浴びて強度を失い、その後、風や雨によって砂と擦り合ううちに粉々に形が崩れ、マイクロプラスチック(サイズが5mm以下)となって有害な化学物質になっていくことが指摘されています。

 

プラスチックごみを減らすことは、我々の意識を変え、工夫することで実現できます。マイバッグやマイボトルの活用をできるかぎり進めていきましょう。

 

 

先日広島市内で利用した飲食店では、店内で配膳ロボットが活躍していました。コロナ禍での人手不足と人件費の削減を考えて導入を進めている飲食店が昨年以降増えているようです。店員さんの手で運んでもらうことに越したことはありませんが、我々の身近なところでもロボットの利用が少しずつですが進み始めています。

配膳ロボットの分野では、中国の深圳に本社を置くPudu Robotics社が2016年から世界60ヶ国で販売しているネコ顔の配膳ロボット「BellaBot」が愛らしさもあって人気を得ているようです。オリジナルの表情を数十種類持っており、何百ものオリジナル会話コンテンツをサポートしているとのことです。注文はタッチパネル、配膳はロボットに代わっていくことに違和感を覚えない時代はそう遠くないのかもしれませんね。