2022.03.02 社長

社長のきもち 2022年2月

例年に比べ寒さが厳しかった2月も終わろうとしています。今年は全国的に気温の低い日が続き、先週時点で東京の最高気温が15度に届かなかったのは10年ぶりのことだそうです。今年は北日本や北陸地方で大雪が続き、北海道の千歳市では観測史上最も多い記録的な大雪となり、空の玄関である新千歳空港は除雪作業のため2日間にわたって滑走路が閉鎖される事態になりました。また豪雪地帯で知られる新潟県の津南町では16年ぶりに4メートルを超える積雪になっているとのことです。4mというと一般的な2階建て住宅の2階の窓付近までの高さになりますが、家がすっぽり埋まってしまうほどの降雪は我々の想像を超えてしまいます。

屋根の雪下ろしや道路の除雪に毎日追われる地元の方々の苦労には頭が下がる思いです。

 

 

今年元旦に2022年が平穏な年であってほしいと初日に向かって祈願しましたが、新型コロナの変異株の爆発的な感染やロシアのウクライナ侵攻という穏やかならぬ事態が続いており、平穏な年明けとは程遠く感じます。

新型コロナについては経口治療薬の開発も進んでおり、ワクチンのブースター接種とともに対応策が整ってきた感はありますが、はっきりとした収束が見えない中、まだ不安な状況はしばらく続きそうです。またロシアのウクライナ侵攻による国際情勢の不安により高止まりしていた原油価格が再び上昇しています。燃料費の上昇は、自動車のガソリンの値上がりだけに留まらず、我々の生活に関わる様々な製品の値上がりにつながることになり、家計への影響が心配されます。

 

 

日本人選手の活躍が目立った冬季北京オリンピックが閉幕しました。獲得したメダルは「金3、銀6、銅9の計18個」となり、冬季北京オリンピック としては過去最高の成績となりました。昨年の夏季東京オリンピックからわずか6か月後の開催ということもあり、日本人選手の活躍の連鎖が北京でも続いていた印象がありました。金メダルを獲得した選手の競技やインタビューを見ながら、金メダルをつかむには心・技・体の面で他を寄せ付けない圧倒的な力が必要なのだと改めて感じました。すべての選手の健闘に拍手を送りたいと思います。

ロシア選手のドーピング問題も気になった大会でしたが、大陸性気候で雪の少ない北京およびその近郊で冬季五輪を開催することが物議を醸した大会でもありました。川から大量の水を汲み上げ人工降雪機を使ってコースの雪作りをすることで流域河川の自然に影響を与えたり、本来自然保護地区だった山を切り開いて滑走コースを造成したりと、スローガンに掲げた環境にやさしい大会にはならなかった印象でした。

 

 

来年3月に卒業する学生の方を対象とした採用活動が今月から始まりました。コロナ禍の中、今年もオンラインでの会社説明会が中心となっています。今年は参加される学生の方の質問により多く答えるため、少人数形式での説明会を企画しています。また職場の臨場感を感じてもらうことを目的にLive形式での動画配信も数本企画しています。多くの学生の方に会社の概要をはじめ、仕事の内容を知ってもらう機会を作りたいと思っています。

 

 

花粉が飛散するシーズンがやって来ました。寒気の影響で飛散開始が遅れている地域もあるようですが、これから飛散が西から東へと本格化する見込みです。気になる飛散量ですが、日本気象協会の予想では、例年比で見ると、九州や北陸、関東甲信では例年並み、四国、中国、近畿、東海では例年より少ない見込のようですが、北海道は例年より非常に多く、東北ではやや多くなるとの予想になっています。また昨年比で見ると、九州や東北は地域差が大きく、四国、中国、近畿の飛散量は少なく、東海、北陸、関東甲信、北海道は昨年より多くなるとの予想です。

コロナ感染の対策でマスク生活も長期間にわたっていますが、花粉症対策にもマスクは欠かせないようです。最近は顔や髪に直接吹きかける花粉対策スプレーも市販されています。眼鏡を掛けていると眼鏡と目の隙間から花粉が風に流されて侵入してくるのですが、眼鏡に一時的に取り付けて使用する脱着式の眼鏡用ガードも市販されています。私も3年前から使用していますが、一定の効果はあるように感じています。

眼鏡を掛けている方で花粉症による目のかゆみに悩んでいる方は、一度試してみてはどうでしょうか?

こんな感じで取付けます。

 

 

例年に比べ寒い日が続き、今年の桜の開花がいつになるか気になるところですが、日本気象協会の予想では、北日本では平年並みか平年より早め、東日本・西日本では平年並みか平年より遅めの開花になる見込みです。

ようやく日中は暖かくなり、春を感じる季節になってきました。新型コロナにも花粉にも負けない3月にしていきたいと思います。