2020.09.24 社長

社長のきもち 2020年9月

9月も後半に入り初秋らしい爽やかな天候が続いています。
コロナ禍での「GOTOトラベルキャンペーン」も7月下旬から続いており、この爽やかな天候に誘われ、9月の連休中は行楽や旅行に出かける人も多かったようです。
長引くコロナ禍の影響で、旅行・宿泊・運輸・観光・飲食などの産業に携わっている人たちは大きな打撃を受けています。
感染懸念はやはり我々の頭の中から離れませんが、我々でできる範囲で支援を続けていくことが重要と感じています。

 

秋晴れだった9月の連休中に「GOTOトラベル」ならぬ「GOTO地元」を楽しもうと、山口県の周南市にある「須金フルーツランド」に行って収穫の秋を満喫して来ました。
このフルーツランドには、豊かな自然に囲まれた丘陵地帯に15の観光農園が点在しており、二十世紀や豊水などの梨、巨峰やピオーネなどのブドウが主に栽培されています。
特にこの地方の「梨」は、地元でも人気のご当地ブランド梨になっています。
この日も天候に恵まれ、多くの果物狩り客が農園に訪れていました。
梨狩りをして感じることは、日々生産されている農園の方々の作業努力です。
このフルーツランドでは、土づくりにこだわり、農薬や化学肥料の使用をできるだけ控え、環境にやさしい農業に取り組んでいることから、害虫対策などに通常以上に気を使われているとのことです。
高さが1.5mから1.6m程度の梨の低木に、体をかがめながら一つ一つ丁寧に袋掛けされている光景を見ると、その作業の大変さに改めて気付かされます。
この作り手の方々の努力と自然の恩恵にあやかりながら、瑞々しくて美味しい梨をこの日はたくさん持ち帰りました。

気が付くとこの9月で大興に入社してからちょうど35年になりました。 入社当時は大興で新しく設立されたマニュアル作成部門に所属し、その後2年後にダイテックが設立されることになりました。 日本でのバブル景気が始まる頃に入社したこともあり、その後は好景気に支えられて仕事が倍々に増えていき、来る仕事に人が追い付かないという時期が5年以上続いたのを覚えています。 振り返るとダイテックの設立を機に、自分たちがフロンティアとして会社を運営し事業を成長させるという意識が自然に芽生えていたような気がします。 バブル経済の崩壊、世界同時テロ、リーマンショック、阪神および東日本大震災、そして今回の新型コロナ流行など、この35年間の間に大きな出来事があり、会社の経営においても苦しい時期も多々ありました。 ここまで平坦な道のりではなかった中、多くの方に支えられ、今こうして会社を運営できていることに感謝の気持ちで一杯です。

 

ポストコロナの新しい動きが各企業で始まっています。 大興グループでも10月1日より「在宅勤務制度」がスタートします。 コロナ禍で特例的に運用していた在宅勤務を大興グループの正式な在宅勤務制度として整備し、Gr.各社で適用要件を設けた上で10月より実施します。 ワークライフバランスの向上や子育てをしながら働く社員の皆さんの支援につながることを期待しています。 また今後もオンラインミーティングやオンライン研修も頻度が多くなっていくと思います。 コロナ禍によって始まった新しいワークスタイルの長所を生かしながら、従来の良きオフィス文化(会社としてのコミュニティ機能)も踏襲し、時代に合ったワークスタイルを今後も取り入れていきたいと思います。