2023.12.28 社長

社長のきもち 2023年12月

今月は比較的暖かい日が続いていましたが、先週20日から全国的に強い寒波に包まれ、西日本の各地でも今年一番の冷え込みとなりました。風も強く、吹雪模様になったところもあったようです。暖冬に体が慣れていたせいか、今回の寒波は、まさに身に染みる寒さになりました。年末年始の天気や気温が気になるところです。気象庁の発表では、大晦日は全国的に雨が降るところが多くなりそうですが、この時期としては気温も平年よりも高めで、概ね穏やかな晴天の日が多くなるとの予想です。元旦は、日本各地で初日の出が見られそうですね。

 

今年はChatGPTに代表される生成AIが世界的なブレイクスルーを起こし、日本でもあらゆる分野でその活用研究が始まりました。まさにChatGPT活用元年の年になりました。個人情報に関するセキュリティの面や著作権問題、誤情報発の混在など、利用にあたってはまだまだ課題も同居しています。

先日、電子情報技術産業協会(JEITA)は、生成AIの世界需要が2030年には約30兆円規模となり、23年対比で約20倍になるとの見通しを発表しました。その中でも「製造業」での生成AIの活用が大きく進む予想をしています。設備仕様書やマニュアルの自動作成、プログラミング工程での活用などの分野で利用拡大が進むと予想しています。マニュアルの自動作成はまだまだ先の話と感じますが、技術の進歩を軽視することなく、我々も常に生成AIの活用拡大に注視していく必要を感じます。そして我々もこれからさらに生成AIの活用技術を磨いていきたいと思います。

 

先日のニュースで郵便料金の値上げが検討されていることが伝えられていました。郵便物の取扱い量は、メールやSNSの普及により企業間、個人間ともに需要が落ち込み、過去20年ほどで45%減っており、2028年度にはピークの2001年度の半分以下まで減る見通しとのことです。利用の減少が続くなか、総務省は、手紙は84円から一気に110円に、重さ50グラム以下の手紙は今の94円から110円に、はがきは63円を85円にそれぞれ来年秋を目途に値上げする方針案を示しました。実施されれば消費税率の引き上げを除き30年ぶりの値上げとなる見込みです。

さざまな経費が増えつつある中、郵便事業の経営環境の厳しさには一定の理解を示さざるを得ないところですが、物価値上がりの連鎖が郵便物にまで及んでいるのが今の日本の実情です。

全国あちらこちらある郵便ポスト、いつも変わらぬサービスを提供してくれる郵便局。地方の小さな郵便局に入ると、どこかほっこりした空気が流れています。合理化の一環で郵便ポストの数の削減や郵便局の統廃合も検討されているようですが、これまで守られてきた日本の良き郵便文化をできるだけ継承して欲しいと思います。

広島駅近くのJPビル郵便局内の1Fにある郵便ポストです。ここでもカープですね。                                   さて年賀状を出す時期ですね。この時期はしっかり投函したいと思います。

今年も残すところあと数日。皆さん良いお年をお過ごしください。