2020.07.30 社長

社長のきもち 2020年7月

気象庁は今日「九州北部(山口県を含む)と中国、四国は、梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
九州北部は平年より11日遅く、中国地方は平年より9日遅い梅雨明けとなりました。関東甲信地方、北陸地方、東北地方ではしばらく曇りや雨の日が続き、梅雨明けは8月にずれ込む見通しのようです。
今年は7月に台風が一度も発生しなかった異例の年のようですが、梅雨期間は豪雨により各所で大きな被害が発生しました。8月は台風の発生が気がかりな月になりそうです。

 

新型コロナ感染者の増加が7月10日以降大都市圏を中心に続いています。
PCR検査数が大きく増えたことに伴う感染者の増加がその要因ですが、全国的な感染の広がりに、第2波の到来と危機感を感じている人も多いと思います。「社会と経済」を回すアクセルと、「国民の安全」を守るブレーキのどちらを優先させるか政府にとっても悩ましい状況ですが、我々一人一人も引き続き感染リスクを避ける意識と行動が求められているように思います。

 

今年度の事業計画の中で、「コロナに負けない!・・・柔軟な対応力と働き方改革の推進でコロナを乗り切ろう!」を全体スローガンとして掲げました。
新型コロナウイルスに対抗するワクチンや治療薬の開発と実用化の目途が立つまでは、長期間にわたって影響を受けることが予想されます。
我々の取引先においても、今年の3月以降大きな影響を受けている企業は少なくありません。
取引先の状況を常に注視しながら、仕事の受け手でもある我々もその状況に応じた柔軟な対応を取っていく必要があります。
テスト導入を進めてきた在宅勤務については、オフィスの在り方を含めて今後さらに検討を進めていきたいと思います。

 

新型コロナへの対応は、オンラインスタイルの定着を促すきっかけとなり、その流れはこれからも続いていきそうです。
オンライン会議、オンライン面接、オンライン授業、オンライン診療、オンライン商談会・・・対面であることに長く慣れてきた我々にとって違和感を抱くものもありますが、オンラインのメリットも感じることも多くなってきました。
今の時代に合致したオンライン活用術を会社としても生かしていきたいと思います。

在宅勤務を進める中で、オフィス出社の理由になっていた日本の紙文化の解消に向けて、企業間でやりとりする請求書の完全なデジタル化を、政府とソフトウエア企業など約50社が近くデータ仕様の統一に関する協議を開始することになりました。
2023年までの導入をめざす予定とのことです。日本の電子商取引の利用率は経済協力開発機構(OECD)に加盟する38カ国中で20位にとどまるとの調査結果が出ており、デジタル化の遅れが指摘されています。
今回のコロナ対策に関連する各種給付金の申請でもオンラインシステムの不具合が度々問題となりました。
各自治体の人員不足が指摘される中、オンラインシステムの定着によるサービスの迅速化に期待を寄せたいですね。

 

広島駅行きの京急電車?・・・えんじ色の見た目は京急電車のようでどこかスリムな車体。この電車は最近では多くなった路面電車(広島電鉄)のラッピング車両の一つです。

京急電車の宣伝用にラッピングが施されていました。羽田からはモノレールよりも京急を利用する人が増えそうですね。
8月は気温も高くなり熱中症にも気を付けなければいない時期に入ります。体調維持には十留意し、暑さとコロナを乗り切っていきましょう。