2021.11.30 社長

社長のきもち 2021年11月

冬型の気圧配置が強まり、北海道では内陸部を中心に積雪が50cmを超える場所が出ているようです。日本各地で朝晩の気温は一桁台となり、冬を思わせる気候になってきました。短かった紅葉の季節も間もなく終わり、これから冬へと季節は進んでいきそうです。

 

 

9月以降ガソリン価格の上昇が続いています。資源エネルギー庁が11月25日に発表したレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、1リットル当たり約168円と7年3カ月ぶりの高値となっています。昨年11月の同価格は約128円だったことから、わずか1年の間に 1リットル当たり 約40円の上昇となっています。普通乗用車で満タン(約50リットルの場合)にすると、約2,000円の出費増となり、家計への影響も大きくなっています。また灯油もガソリン同様に値上がりしており、これから本格的に寒くなる季節を迎え、こちらも家計への影響が大きくなりそうです。軽油を主として使用するトラック輸送業界では、燃料費が会社の経営を圧迫する事態が続いており、早期安定化(値下げ)が待ったなしの状況になっています。このため政府は、石油元売り会社に対し最大5円の範囲で補填して、小売価格の上昇を抑制する異例の対策を取っているほか、国内で備蓄していた石油の一部放出を決定して、価格上昇の緩和策を現在行っています。

世界的な景気回復に伴う各国での生産活動が活発になる中、石油の需要はこの1年で高まっており、石油輸出国機構(OPEC)の意図的な減産が需給ギャップを生み出し、価格を押し上げる状況が続いています。また同じく火力発電の燃料となるLNG(液化天然ガス)も値上がりが続いており、各地で電気代やガス代の値上げが発表されています。燃料費の増大による物価の上昇も気になります。寒さとともに家計に厳しい冬がやって来そうです。

 

 

11月26日、来年4月入社となる4名の学生を対象に内定式を執り行いました。新しい力がまた来年加わります。昨年に引き続きコロナ禍で学生の方も採用する立場の我々もいろいろと苦労を重ねたこの1年でしたが、1年を通じて有意義な採用活動ができたと感じています。新しく加わることになる内定者の学生のみなさんにチャレンジすることの大切さを私からもメッセージを送りましたが、4月の入社を楽しみにしています。

ダイテックでは今後も事業拡大を目的に、新卒学生の方だけでなく、中途入社される社員の方の採用にも注力しています。今後も全国を対象に積極的に人材の採用を続けていきたいと考えています。採用活動については、少子化や慢性的な人手不足に伴い、今まで以上に採用活動は厳しくなると予想しています。

 

 

新型コロナの感染者数は全国で減少する中、明日から12月を迎えます。街のあちらこちらでクリスマスイルミネーションを見かけるようになりました。海外では欧州を中心に新型コロナの感染者数が再び増加し始め、さらに南アフリカで検出された感染力が高いとされる新たな変異株「オミクロン」が数か国で確認されています。まだまだ油断はできない状況が日本でも続きますが、このクリスマスイルミネーションの灯りが希望の灯りとなることを心から望んでいます。