2022.02.02 社長

社長のきもち 2022年1月

かなり冷え込んだ元旦でしたが、今年も初日の出を近くの公園から見ることができました。朝早くから多くの人が公園に訪れていましたが、初日の出にいろいろな願いを託す気持ちは皆さん同じで、私もこの場所からこの1年の平穏無事を静かに願いました。

 

例年に比べ寒い日が多かった1月も終わろうとしています。毎年1月は季節性インフルエンザの流行が心配な時期ですが、今年も昨年同様感染者数はかなり少なくなっています。

厚生労働省の報道発表資料によると、季節性インフルエンザ の感染者の報告数(全国)は、2019年:1,876,083人、2020年:563,488人、2021年:1,071人となっています。2019年は新型コロナ以前の年にあたりますが、2020年3月に新型コロナが流行して以降、マスク・手洗い消毒・三密対策を徹底してきたことで季節性インフルエンザの流行を大幅に食い止められていることがわかります。

 

その一方で、新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株が日本でも猛威を振るっており、新型コロナウイルスの感染者数は全国累計で約250万人(全人口の約2.1%)に達しました。オミクロン株の感染力は強く、1日あたりの感染者数が全国合計で8万人を超え、ほとんどの都道府県でこれまでの最多感染者数を記録する深刻な状況が続いています。

皆さんはもちろんですが、お子さんを含む家族の誰かが感染または濃厚接触者となる可能性を心配されていることと思います。保育園や幼稚園では休園が相次ぎ、小学校等の教育機関でも休校となるところが増えているとのことですが、お子さんを持たれる方とっては、休園や休校でその対応にも苦心されていると聞いています。いつまでこの状況が続くのか不安は尽きませんが、安心して生活ができる日が早く来ることを信じて止みません。

 

さて気が付くと北京で開かれる冬季五輪まで後6日あまりとなりました。4年前の2018年に開かれた平昌オリンピックでは、日本人選手は13個のメダルを獲得し、当時の活躍ぶりが今でも鮮明に蘇ってきます。今年はコロナ禍で選手の皆さんも調整にも苦労されたと聞いていますが、五輪本番での日本選手の活躍を期待したいと思います。

 

暦の二十四節気(にじゅうしせっき)では、来週2月4日が立春にあたり、その前の2月3日が節分となります。日本の各地でこの頃から気温は上昇に向かい、日足は伸び、木々もしだいに芽吹いてくる時期とされています。郊外を散歩していると1月下旬から立春に向けて花を咲かせる寒紅梅の花が咲き始めていました。

  コロナ禍で気持ちが塞ぎがちになることが多い昨今ですが、綺麗な紅梅の花を眺めていると、どこか希望と勇気が湧いてくる気がします。季節はゆっくりですが春に向かって動き始めています。