2022.09.30 社長

社長のきもち 2022年9月

台風一過の秋晴れ」の言葉どおり、台風が通り過ぎた後一気に初秋の空気に入れ替わり、しのぎやすくなってきました。空を見上げると、うろこ雲(いわし雲やひつじ雲とも言われるようですが)が広がり、道端では秋の草花を見かけるようになりました。夜になると虫の鳴き声も大きく聞こえるようになりました。

 

先日は秋のお彼岸(秋分の日を中日として前後3日間を指します)でしたが、郊外に出かけると、この時期しか見られない彼岸花が所々に咲いていました。お彼岸の時期に真っ赤な花を一斉に咲かせるという神秘さがある一方で、花の球根自体には毒性を持ち合わせていることから、地域によっては忌み嫌われてきた一面もあるようですが、見る人を引き付ける個性的な花のように感じます。

今月は海外でも大きな出来事がありました。9月8日英国のエリザベス女王が96歳の生涯を閉じ、世界中が悲しみに包まれました。 エリザベス女王は本国イギリス以外に、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ジャマイカなど合計16か国が構成するイギリス連邦王国の君主でもあり、その存在感は絶大なものでした。25歳の若さで王位に就き、世界各国へ歴訪を重ね、90歳を迎えても公務を意欲的にこなされ、そのバイタリティーに満ちた生涯に尊敬の念を持たずにはいられません。

 

大の愛犬家とも知られ、生前は30匹以上の犬を飼っていたそうですが、晩年いつもそばにウェルシュ・コーギーがいた姿をテレビで見かけることがありました。また競馬の振興に努め、自らも馬主・生産者として大きな成功を収めたこともよく知られています。

 

2012年ロンドンオリンピックの開会式では、住居であるバッキンガム宮殿からジェームズ・ボンドの身辺警護で、ヘリコプターでオリンピックスタジアム上空まで移動し、ユニオンジャックのパラシュートで地上に降下して貴賓席に姿を表す(もちろんプロのスタントマンが代役を演じていますが)というサプライズ演出を見せ、その茶目っ気が話題になりましたが、イギリス国民はもとより、世界中で愛された女王でした。一つの時代が終わった印象を強く持ったエリザベス女王の死去の報道でした。

 

 

9月も終わりを迎え、今年も残り3か月。新型コロナの今後の感染状況やウクライナ情勢、円安の進行など、多くの企業にその影響が及ぶことも予想され、先行きの不透明感はいまだに続いていますが、今後の状況の変化にも対応できるよう会社としてもしっかりと取り組んでいきたいと思います。