2023.05.31 社長

社長のきもち 2023年5月

さわやかな五月晴れの季節は通り過ぎ、少し蒸し暑くなってきたと感じていたここ数日でしたが、

29日に気象庁は「九州北部と四国、中国地方、近畿、東海が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。

梅雨入りは、
・九州北部で平年より6日、去年より13日早く
・四国で平年より7日、去年より13日早く
・中国地方は平年より8日、去年より13日早く
・近畿と東海は平年より8日、去年より16日早く
5月の梅雨入りは、近畿と東海では10年前の2013年以来とのことです。

梅雨の時期になると、毎年豪雨で大きな被害も出ているだけに十分警戒していく必要があります。気温も高くなってくるので熱中症にも注意をしていきましょう。

 

 

さて広島では、5月19日から21日にかけてものものしい警戒態勢の中、G7広島サミットが開かれ、フランス・アメリカ・イギリス・ドイツ・日本・イタリア・カナダの7か国と、欧州理事会議長と欧州委員会委員長も出席し、世界経済、地域情勢、様々な地球規模課題について意見が交わされました。

また、戦争が今なお続くウクライナのゼレンスキー大統領が広島を電撃訪問され、G7サミットに出席したことで世界の注目が一気に高まりました。

ゼレンスキー大統領の出席目的は、ロシアに対する制裁措置の強化をG7各国に取り付けることが主だったように感じますが、他の首脳と同様に被爆した広島の慰霊碑の前に献花され、平和への願いを世界に発信されたことは大きな意味があったように感じます。そしてG7首脳が被爆地広島から核兵器のない世界の実現を訴えた点は非常に意義が大きかったとも感じますが、核兵器のない世界を目指す一方で、核兵器の力で相手の先制攻撃を封じる「核抑止」を前提とし、核拡散防止条約(NPT)体制を堅持する内容が「広島ビジョン」には記されたのは残念でした。

本来なら核兵器廃絶へとつながる強いビジョンを示して欲しかったと感じますが、ロシアによる核の威嚇や、北朝鮮の核・ミサイル問題など目下の厳しい状況を考えると「核抑止」はやむを得ないと考える人が多いのも事実です。広島の被爆者の声を無駄にしないためにも核廃絶へ向けて世界が前進して欲しいと強く感じました。

 

 

4月1日に入社した新入社員6人の皆さんも5月中旬に合同での研修を終え、それぞれ配属先の部門へと巣立っていきました。同期のメンバーと過ごしたこの1か月半は、お互いを知り、共感と絆を深めた貴重な時間だったと思います。

宇部事業所で行われた研修では皆さんから今後の抱負を聞く機会がありました。個性鮮やかな皆さんがそれぞれの個性を発揮し、これから成長していく姿を楽しみに見守っていきたいと思います。

宇部事業所での研修の様子